初心者必見!ハンドメイド作品の【映える】写真撮影と編集方法

ぽんベア

ハンドメイド作品の制作はできたけど、出品用の画像がうまく作れないなぁ…

りこ

作品画像は、売り上げにも直結する大切な要素だよ
今回は、美しく撮影するコツと編集について解説するね!

本記事の内容

はじめに

ハンドメイド作品をネットショップで販売する際、一番難しさを感じるのが作品画像の撮影です。日頃写真を撮り慣れていても、気を付けるポイントが異なります。どんなにいい作品を作っても、作品画像でそれが伝わらなければ、なかなか購入してもらえません。本記事では、ハンドメイド作品の写真撮影のコツや編集方法まで具体的に紹介します。

作品撮影の基本

撮影のカメラについて

作品の撮影は、高性能なカメラが必要かと思われがちですが、スマホで十分対応できます。最近のスマホは高性能な機能がありますので、出品やSNSに使用する写真でも心配ありません。私もスマホしか使用していません。特に、手軽に撮影できる点が魅力です。軌道に乗ってから、高性能のカメラは購入するか検討するのがおすすめです!

明るさのコントロール

初めて撮影する際は、暗すぎる写真などになったり、光の取り入れ方に苦戦する方が多いと思います。室内での撮影でも工夫次第で、美しい写真を撮ることができます。以下のポイントを押さえて明るさをコントロールしましょう。

自然光と室内照明を活かす

自然光の活用:

自然光が入る窓際で撮影する場合、午前中の明るい時間帯が最適です。午前中は、柔らかく均一な光が得られるので、作品を美しく撮影することができます。前日に撮影の段取りを決めておくと、スムーズに撮影できます。夕陽の差し込む光を取り入れる場合は、植物などを手前に置くと、葉の影ができておしゃれな写真を撮ることもできます。

複数の光源を使用:

室内での撮影では基本、自然光がおすすめです。どうしても光の量が足りないときや、夜にしか撮影できない場合は、複数のライトを使用して影を軽減し、均一な光を確保します。デスクランプやフロアランプを組み合わせて色味や明るさを調整すると効果的です。

光と影の調整をする

光の量を調整:

光の量が多い場合に、光を柔らかくする効果的な方法です。自然光を利用する際はレースのカーテン、ライトを使用する際は、白い布トレーシングペーパーをライトと作品の手前にスタンドなどで立てて使用します。これにより、作品の質感がより自然に見えます。ライトと布は、熱くならないように離してください。

不要な影の調整:

初めのうちは、スマホや自分自身の影が映り込みやすいです。窓が被写体の横などになるよう配置し、常に影が入っていないか確認しましょう。やむを得ず端などに影が入る際は、画質が悪くならない程度に遠くから撮影し、後から切り取って使用するなど工夫しましょう。

注意点
  • 電球色の照明を避ける

温かみのある光は、作品の色が黄色く映りやすいです。自然もしくは暖色系の照明は避け、撮影しながら色味が正しく表現できているか確認しましょう。

  • 明るすぎる撮影をしない

暗めに撮影した場合は、後から編集ができます。しかし、明るすぎて白くなってしまうと(いわゆる『白飛び』)編集では修復できません

  • 写真をブレさせない

ブレもまた、編集で後から修正できません。おしゃれにするために、ブレさせる技法がありますが、作品紹介ではアーティスティックな写真ではなく、シャープな写真を心がけましょう。

背景の選び方

シンプルな背景を選ぶことで、作品が際立ちます。淡い色の背景がまずはおすすめです。大きめの紙を壁や床に置き撮影します。また、作品のテーマに合わせた背景を選ぶことで、より魅力的な写真に仕上がります。大理石やセメントの背景用ペーパーもネットで販売されていますので調べてみてください。

出典:作品が映える写真背景の選び方(minne)

ネットショップでは、作品全体で統一感がないとそのショップの世界観が伝わりません。またminneやcreemaなどでは白の背景の作品の方が、上位に検索される傾向にあります。そのため、1枚目の画像は特に、白の背景がおすすめです。明るさや文字入れの編集も、白の背景が容易です。

撮影のための設定とツール

カメラの設定(iPhoneの場合)

HDR(ハイダイナミックレンジ):

HDR機能は、元の画像が明るすぎたり、暗すぎたりする部分を自動で調整してくれる機能です。現在の機種は、常に設定された状態です。過去の一部機種はオンオフの設定なので一度設定を確認しましょう。

露出補正:

撮影画面で被写体をタップし、太陽アイコンを上下にスライドさせて露出を調整し撮影します。

グリッド:

グリッドをオンにして、構図を整えやすくします。グリッドは、白の縦横2本線が撮影時に表示されます。表示することで、水平や被写体の配置が確認しやすくなります。設定アプリの「カメラ」セクションでグリッド」をオンにします。撮影には必須の機能です。

三脚やスタンドの使用

スマホで撮影する場合、三脚やスタンドを使用することで、安定した撮影が可能です。手ブレを防ぎ、安定した構図で撮影できます。また、本や箱を積み重ねてスマホを固定し、自作のスタンドにもできます。長時間の撮影は、予想以上に手も疲れが出て安定しないので、できれば使用してください。

作品の魅力を引き出すテクニック

写真のバリエーション

アングルの工夫:

様々なアングルから撮影することで、作品の魅力を最大限に引き出すことができます。上からの俯瞰ショットや、斜めからのショットなど、複数のアングルを撮影して作品の雰囲気が伝わるようにしましょう

ディテールの強調:

作品の細部をクローズアップすることで、作品の魅力を伝えることができます。特に、刺繍やビーズ、縫い目などの細かい部分は、購入する際にも確認しておきたいポイントです。素材感なども伝わりやすいです。購入者に作品の質の高さや製作者の自信が伝わりますので必ず撮影して使用しましょう。

作品を使用したイメージ撮影:

例えば、モデルを使った着用写真を撮影することで、購入者が使用イメージを持ちやすくなります。アクセサリーや洋服、バッグを身につけたモデルの写真などです。雑貨などの場合は、部屋に配置した写真などが効果的です。サイズ感がわかりやすく撮影するのが重要です。

撮影に役立つグッズ

撮影ボックス:

撮影ボックスは、均一な光を確保し、背景をシンプルにできるので私も使用しています。手作りの撮影ボックスを作ることもできます。このように段ボールの内側に、白い紙を張り撮影することで作れますのでオススメです。上の面は開けておくと自然光を取り入れやすいです。

リフレクター:

リフレクターは、光を反射させて影を軽減するために使用します。こちらも手作りで代用することもできます。三角柱にした段ボールにアルミホイルを巻いて後ろからテープで固定し使用します。

編集のポイント

編集する項目

明るさとコントラスト:

写真の明るさやコントラストを調整することで、作品の魅力を引き出すことができます。最初は暗い画像になりやすいので、特に重要です。

色の補正:

作品の色を正確に伝えるために、色の補正を行いましょう。特に、自然光で撮影した場合でも、色がくすんで見えることがありますので、彩度の補正が必要です。編集の際に、実際の作品と違う色にならないようにしましょう。

トリミング:

不要な部分をトリミングすることで、作品に焦点を当てた写真に仕上げることができます。傾きの調整もしましょう。シンプルで見やすい写真を心がけて編集してください。

編集にオススメのアプリ

Canva【初心者でも簡単に利用できるデザインツール:

豊富なテンプレートからおすすめのものを選び、編集するだけでプロ並みのデザインが作成できます。このツールの特徴は、基本的な機能が無料で利用できる点です。有料プランも存在しますが、初心者には無料プランでも十分な機能が揃っています。テンプレートや素材も豊富です。

私は、商品説明などの文字入れなどもすべてこのアプリで編集しています!先ほどの編集する項目は、事前にスマホのアルバム内で編集してからCanvaに取り込むのがおすすめです。

Camara360【撮影から編集まで簡単に高クオリティー:

色味調整がかなり細かく、盛れる写真が作れるので、着用画像の肌の色味を整えたいときの編集などでおすすめです。撮影した後からでも編集できるのでとても便利。フィルターやモザイクなどのレパートリーも豊富で無料プランでも十分編集できます。

私は、着用画像で肌の調整や、淡くモザイクを背景にかけてぼかしたいときに使用しています。フィルターをかけると、作品の色味が変化してしまうので作品への加工は避けましょう。

さいごに

ハンドメイド作品の作品画像は、売上に直結するので大切ですが、初心者にとって一番ハードルになると思います。撮影するときのポイントを押さえ、より正確で魅力的に伝わるよう編集することで、『映える』画像にしましょう。また、撮影に役立つグッズを活用し、適切な時間帯に撮影することで、さらにワンランクアップの作品画像にできます。これらのポイントを押さえて、ぜひ参考にしてください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
本記事の内容