本当に売れる？ハンドメイド委託販売の詳細と販売戦略
ぽんベアよくハンドメイドの委託販売って、よく聞くけど実際売れるのかな？
りこハンドメイドを始めると、SNSで勧誘も来たりするよね！
今回は委託販売について詳しく話すよ
はじめに
ハンドメイド作家になって、販売方法として候補に挙がりやすいのがハンドメイド委託販売です。実際に、販売されているのを目にしたり、Instagramなどで営業のメッセージが来ることもしばしばです。しかし、実際に売れるのかどうか気になると思います。この記事では、ハンドメイド委託販売の実態や販売するならどのような戦略を立てるべきか詳しく解説します。
ハンドメイド委託販売とは？
ハンドメイド委託販売は、大きく分けて２種類あります。店舗もしくはネットショップかの違いです。一つ目は、作家が自分の作品を委託先の店舗に預けて、その場所を借りて代わりに販売してもらう方法です。二つ目は、ネットショップに商品を預け、そのお店が注文から発送まで行う方法です。または、ネットに商品の紹介ページのみ掲載してそこから自分のショップにリンクするパターンもあります。販売まで委託する場合は、作家は作品を作ることに専念でき、販売や集客は店舗側が担当します。
今回は、前者の店舗での委託販売に絞って話をします。
メリット
- 販売の手間が省ける
販売するためにかける時間は、作家にとって負担になります。委託すれば作家は作品を作ることに集中でき、販売や集客の手間を省けます。
- 広範囲のお客様に届く
店舗の既存のお客様の目に届けられるため、新しいお客様を獲得しやすいです。普段ハンドメイド作品を目にする機会のない方にもアプローチできます。
- ブランドの認知度が上がる
店舗に作品を置くことで、ブランドの認知度を上げることができます。また、十店舗での販売は、ブランドとしての地位も上げることができます。
デメリット
- 販売手数料がかかる
委託販売では、販売手数料がかかるため、利益が減少する可能性があります。また、委託販売店によっては、スペース代金がかかることもあります。
- 作品の在庫管理が必要
店舗に預けた作品の在庫管理が必要で、売れ残りのリスクもあります。また、万引きなどのリスクもあります。
- 販売の制約がある場合がある
店舗側の価格やディスプレイの規定に従う必要があります。自分の思うような販売ができない場合があります。
- 周りの作家と比較されやすい
複数の作家がいる場合は、その作品とどうしても比較されやすいです。クオリティや値段があまりにも周りと違うと、売れにくい場合があります。
- 販売の手間が省ける
- 広範囲のお客様に届く
- ブランドの認知度が上がる
- 販売手数料がかかる
- 作品の在庫管理が必要
- 販売の制約がある場合がある
- 周りの作家と比較されやすい
委託販売先の見つけ方
ハンドメイド作品を委託販売したいけど、どこで売ればいいのか最初はわからないと思います。いくつか探し方を紹介します。
- 近所のお店やカフェを探す
まずは、近所のハンドメイドショップやカフェを検索したり実際に探してみましょう。直接訪れて、オーナーさんに委託販売の相談をしてみるのも手です。美容室やネイルサロン、バーなども穴場です。そのお店の雰囲気とコンセプトがあっていれば受け入れてもらえる可能性も上がります。
- SNSで募集しているアカウントを見つける
まずは、InstagramやXなどのSNSを使って、委託販売先を探してみましょう。『ハンドメイド』、『委託販売』と住んでいる地域を検索すると出てくることが多いです。詳細が掲載されていることが多いので、規約など比較してみましょう。
- 周りの知人に聞いてみる
一番安心できるのは、知人などからの情報です。ハンドメイドをしている知り合いがいなければ、クラフトイベントやフリーマーケットなどを通じて、周りの作家に聞いて見つけるのもいいと思います。
- 近所のお店やカフェを探す
- SNSで募集しているアカウントを見つける
- 周りの知人に聞いてみる
販売店と契約する前に確認すべきポイント
ハンドメイド作品を委託販売する際には、その販売店と契約することになります。契約内容はもちろんですがその中でも特に確認すべきことがあります。確認すべきポイントをまとめました。
- 販売手数料と契約条件
販売手数料や契約条件を事前に確認しましょう。最初に契約料や、自分の販売スペース代がかかることがあります。売れた際には、大体の店舗で販売手数料がかかります。手数料の相場は作品価格の20～40％前後です。また、契約期間や解約条件、更新の際の手数料も確認しておくと安心です。
- 在庫管理と返品方法
販売店がどのように在庫管理を行うかを確認しましょう。売れた分を補充するタイミング等も確認してください。万引きなどによる紛失は、責任が問えないことが多いので注意が必要です。また、売れ残った場合の返品方法も確認しましょう。契約前に確認することで、万が一のリスクに備えましょう。
- 販売価格の規定
販売店による価格に関する規定がないかを確認しましょう。自分の希望する価格で販売できるかを事前に把握しておくことが大切です。また、ほかの作家の作品がすでに販売されている場合は、その価格帯も聞いておくとよいです。価格に差があると比較されてしまう場合があります。
- 販売店のプロモーション活動
販売店がどのようにプロモーション活動を行うかを確認しましょう。SNSやチラシなどの宣伝活動があるか、イベントへの参加があるかなど、販売促進に前向きかを確認しましょう。また、その方法を具体的に把握しておくことが大切です。
- フィードバックの提供
購入してくださったお客様の年齢層や購入理由、作品に対する意見などを定期的に教えてもらえるか確認しましょう。フィードバックを積極的に取り入れ、作品の改善に努めることで、長期的な成功を目指すことができます。
これらのポイントを確認することで、販売店との取引がスムーズに進み、ハンドメイド作品の販売店として適切か見極められます。作品が売れなければ、大切な作品が不良在庫として残ります。安心して販売するためにも契約内容は目を通し、しっかり確認してください。
- 販売手数料と契約条件
- 在庫管理と返品方法
- 販売価格の規定
- 販売店のプロモーション活動
- フィードバックの提供
成功させるためのポイント
成功させるためにも、こまめに足を運ぶことが大切です。店舗の様子を確認し、雰囲気を感じることも重要です。そのためにも気軽に行ける距離の店舗がおすすめです。また店舗との連絡を密にすることで、思わぬ気づきが得られることもあります。委託だからと言って、完全に任せきりにならないよう注意しましょう。また、ほかの販売方法と組み合わせると相乗効果がありますのでオススメです。
さいごに
委託販売について詳細と販売する際の戦略について、お伝えしました。確かに委託販売は、一見すると制作に専念できるので良い販売方法だと思います。委託販売で成功している方がいるのも事実です。しかし、最初の段階で利用するには初期費用が掛かったりと、リスクが大きいと思います。まずは、気軽に始めるネットショップやSNSから始めるのが個人的にはおすすめです。ぜひ、自分に合った販売方法を探してみてください。
